医薬品の販売において

当店は薬局です。医薬品以外であれば、相談なしでもご注文いただけますが、医薬品および医療用具・毒劇物は「薬事法」やその他法規に基づき、許可を受けた者のみが販売できる制限のある性質上、店頭において対面販売することが基本となっております。医薬品の通信販売は現在一部のみとなっており、多くの医薬品が法律上、通信販売ができません。

処方に当たっては詳しい症状や体質を正確に把握するために、綿密に処方前に確認する必要があります。これは現在服用中のお薬の飲み合わせの問題、副作用などを避けるためにも大切ですので、ご理解の程宜しくお願い致します。

尚、劇物・毒物などは必ず店頭で印鑑をいただいてお渡しするのが原則となっていますので、これらも配送は一切出来ません。同様に生薬の中にも劇薬扱いのものがございますが、これらも悪質な流用防止のために通信販売は一切出来ない点、御了承下さい。

<医薬品以外の素材等の販売制限について>

当店は医薬品以外に自然物の利用促進のため、様々なナチュラルな素材の提供を行い、その普及を図っておりますが、各種トラブルが考え得る方への全面的な販売の制限を行っております。これは大切な自然の素材を無駄にせず、また不正乱用や店舗のエコロジカルな運営の妨げ一切を未然に防ぐために大変重要な制限です。
  また原料や素材の販売は、基本的にサービスの一環としての運営を行っております。とにかく円滑運用で自然素材のすばらしさを普及させる活動を優先事項としています。誰にでも安易に提供する販売は行っておりませんので、どうぞ御了承下さい。主に下記の項目に該当する方は制限対象となりますので、予め御了承の程、宜しくお願い致します。

・悪質的に医薬品に似た利用を考えておられる方
・倫理観の欠如により、自然物の適切な使用が出来ないと予想される方
・ご商売や事業上の卸商材として使われる方(卸売りはいたしません)
  (CofAやSDS提出には一切応じません。原料製造メーカーや卸元との
  お取り引きをお願いします)
・配送上の困難やトラブルが考え得る場合
・その他のお客様に大きな迷惑が考えられる場合
・乱暴な文面や、常識を欠いた表現の目立つ方
・当店の運営方針や趣旨に著しく反すると思われる方
・これまでに回避し難いトラブル歴のある方

上記以外にも不適切と思われる方へは当店の判断で、販売等のお断りをする事があります事、予め御了承下さい。
 これは当店の判断によりトラブル予防を兼ねた規制となっておりますので、何卒ご理解の程宜しくお願いします。

当店扱いの殆どは大切な自然の宝です。また使い方によってはメディカルな要素がある場合がございますので、不正乱用防止にも薬局として販売者の厳しい制限は必要であると考えております。インターネットによる不正流通が多い現代だからこそ、大きく配慮しておりますので、不要・不適切な制限もあるかと思いますが、ご理解の程、宜しくお願い致します。

薬事法の一部改正について

一般用医薬品の販売に関する制度に関する事項

平成21年度6月1日より薬事法改正が施行されました。大まかに一般医薬品の情報提供の重要性が盛り込まれ、医薬品をリスク分類として3つに分けて規制がされます。薬局以外の一般販売業(いわゆるドラッグストアーや薬店)が店舗販売業という業種に移行され、薬剤師以外の登録販売者として多くの医薬品が売れるように規制緩和されました。一方、ネットなどの通信販売による医薬品の拡散は大きく規制され、第三類医薬品のみが通信販売可能で、第一類医薬品および第二類医薬品は通販できません。(※継続購入者および離島在住者を除く)
下記に大まかな医薬品の分類と定義等についてお知らせします。

第1類医薬品、第2類医薬品及び第3類医薬品の定義及びこれらに関する解説

■第一類医薬品■
その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品のうちその使用に関し特に注意が必要なもの
(通販不可)


当店では扱える権利を有しておりますが、取り扱いはございません。
一般用医薬品としての市販経験が少なく、安全性評価が確立していない成分又はリスクが特に高いと考えられる成分は、安全性上特に注意を要する成分として設定された分類です。販売できるのは薬局や薬剤師の常時勤務できている一部の店舗販売業やのみ。第一類医薬品は薬剤師が手渡しし、商品内容や利用法について文書で購入者に説明する義務がある。
(例)ガスターなどの胃薬やリアップなどの市販薬

■第二類医薬品■
第一類医薬品以外で、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品。その中でも、相互作用や患者背景等の条件によって、健康被害のリスクが高まるものや、依存性・習慣性のある成分などは「指定第2類医薬品」として区別しています。

(通販不可)

薬剤師以外の登録販売者が常駐する店舗でも販売できる。風邪薬などの今日大半を占める一般用医薬品に該当し、できるだけ購入者へ情報提供が求められる分類のもの。

(例)漢方薬全般が第二類医薬品です。
殆ど販売歴がありませんが、生薬のセンナが指定2類医薬品に該当します。

■第三類医薬品とは■
第一類医薬品及び第二類医薬品以外の一般用医薬品。 比較的リスクが低く、日常生活に支障を来す程度ではないが、身体の変調・不調が起こるおそれがある医薬品を第三類としています。
(通販可能)

(例)エタノールや酢酸などの試薬、ビタミン剤系、整腸薬、消化薬など


第1類医薬品、第2類医薬品及び第3類医薬品の表示に関する解説

一般用医薬品のリスク区分ごとに、「第1類医薬品」、「第2類医薬品」、「第3類医薬品」の文字を記載し、枠で囲み、それぞれの該当医薬品の直接の容器又は直接の被包に記載します。改正薬事法施行2年間は、表示の経過措置がとられるので、暫くはこの表示のないものが流通しますが、2年後は完全に記載義務事項となります。

第2類医薬品のうち、特に注意を要する医薬品については、指定2類として「2」の文字を枠で囲みます。

第1類医薬品、第2類医薬品及び第3類医薬品の情報提供に関する解説

第1類医薬品、第2類医薬品及び第3類医薬品にあっては、各々情報提供の義務・努力義務があり、対応する専門家が下記の表のように決まっています。

※ 当店は第1類医薬品を扱っておりません。

医薬品のリスク分類
質問がなくても行う情報提供
相談があった場合の応答
対応する専門家
第一類医薬品 義 務 義  務 薬 剤 師
第二類医薬品 努力義務 薬剤師又は
登録販売者
第三類医薬品 不 要

指定第2類医薬品に関する陳列等に関する解説

指定第2類医薬品を、新構造設備規則に規定する情報提供を行うための設備から7メートル以内の範囲に陳列する義務となっておりますが、当店ではお店に陳列せず、相談で必要と感じた際にのみお渡しするように致します。何卒ご了承の程お願い致します。


一般用医薬品の陳列に関する解説
当店では第1類医薬品は扱いがございませんので、第2類・第3類医薬品を陳列しておりますが、いずれもカウンター内に陳列しております。食品区分の販売が多いため、医薬品販売においては、なるべく手渡しで情報提供を付加してお渡し致します。
第2類医薬品、第3類医薬品を混在しないように区分けして陳列しておりますが、ご不明な点やご相談等ございましたら、遠慮なく申し付け下さい。

医薬品による健康被害の救済に関する制度に関する解説


医薬品被害救済制度とは

医薬品(病院・診療所で投薬されたものの他、薬局で購入したものも含みます。)を適正に使用したにもかかわらず副作用により、入院治療が必要な程度の疾病や障害等の健康被害を受けた方の救済を図るため、医療費、医療手当、障害年金などの給付を行う制度です。

使用に当たって万全の注意を払ってもなお副作用の発生を防止できない場合があります。このため、医薬品を適正に使用したにもかかわらず副作用による一定の健康被害が生じた場合に、医療費等の給付を行い、これにより被害者の救済を図ろうというのが、この医薬品副作用被害救済制度です。該当になるか分からない場合は、当店でも親身に相談に応じますので、不明な事などございましたらご一報下さい。

独立行政法人 医薬品医療機器総合機構  www.pmda.go.jp
救済制度相談窓口  0120-140-931    (9:00時〜17:30)

その他苦情相談など
高松市保健所 TEL 087-839-2865